大根を干す方法
約1週間、雨がかからない場所で干します。干す前の重量の約6割になり、曲げると「へ」の字くらいになるのが目安です。甘みが増し、歯ごたえのあるたくあんに仕上がります。
旬の大根を、わが家の味に。
干しても、塩で下漬けしても大丈夫。大根の重さをきちんと量り、塩と重石の量を決めれば、初めてでも手順を追って挑戦できます。
干す方法と、塩で下漬けする方法。どちらからでも始められます。
本漬け前に大根の水分を抜くこと、そして大根の重量から塩の量を計算することが、たくあん作りの大切な土台です。
たくあん作りのはじめに

たくあんは、本漬けの前に大根の水分を抜く下準備が必要です。下準備は「大根を干す方法」と「塩で下漬けする方法」の2通りから選べます。
干す方法は、甘みと歯ごたえのある仕上がりを楽しみたい時に向いています。太くて干しにくい大根や、適当な大きさに切って処理したい時は、塩で下漬けする方法が便利です。
どちらの方法でも、最初と下準備後に大根の重量を量ります。塩は目分量にせず、大根重量から正確に計算してください。
用意するもの

下準備は2通り
どちらを選んでも、本漬け前には大根の重量を量り直します。
約1週間、雨がかからない場所で干します。干す前の重量の約6割になり、曲げると「へ」の字くらいになるのが目安です。甘みが増し、歯ごたえのあるたくあんに仕上がります。
大根重量の約4%の塩で3〜4日下漬けします。長く持たせたい場合は5%の塩がPDFの目安です。太くて干しにくい大根や、切って処理したい大根にも向いています。
比較的そろった太さで、雨や凍結を避けて干せる大根。葉付き大根でも葉切り大根でも構いません。
太すぎて干しにくい大根や、容器へ収まる大きさに切って処理したい大根。水が上がるよう隙間なく並べることが大切です。
写真・イラストで見る作り方
最初に「干す方法」または「塩で下漬けする方法」を選び、その後は共通の本漬けへ進みます。
大根の重量、塩、重石は必ず量ってください。漬物容器、押し蓋、重石、袋、手指、調理器具は清潔なものを使用します。

葉付き大根でも葉切り大根でも構いません。干し加減を判断する基準として、目安にする大根を1本選んで重量を記録します。
重さを記録しておくと、約6割になったかを迷わず確認できます。

風通しがよく、雨がかからない場所で大根を干します。
気温が低すぎる時は、大根が凍らないよう注意してください。

約1週間を目安に、基準にした大根を量り直します。最初の重量の約6割になっていれば取り込みます。
まだ重い場合は、もう少し干してから再び量ります。

大根を無理なく曲げ、「へ」の字くらいになるしなやかさを目安にします。
重量の約6割という数値と、曲がり具合の両方で確認します。

葉を切った大根の重量を必ず量ります。太い大根は、容器へ収まる適当な大きさに切っても構いません。
ここで量った重量から、下漬け用の塩と重石の量を計算します。

基本は大根重量の約4%です。長く持たせたい場合は、PDFでは5%の塩でもよいとしています。
塩は目分量にせず、グラム単位で量ってください。

量った塩の一部を、大根の表面へまんべんなくすりつけます。
残りの塩は、大根を一段並べるごとに振り分けます。

漬物用ポリ袋をセットした容器へ、大根を隙間なくきっちり並べます。
隙間が多いと重石が均等にかかりにくく、水上がりも悪くなります。

大根を一段並べるごとに塩を振り、最後は余った塩を上から全量振りかけます。
塩が一か所へ偏らないよう、全体へ均一に振ります。

大根の上へ押し蓋を水平に置きます。
押し蓋が傾いていないか確認します。

重石の目安は大根重量の2倍です。安定した状態で、押し蓋へ均等に重さがかかるよう載せます。
重石は転倒しない安全な置き方にしてください。

3〜4日して水が上がったら、漬け水を捨てて大根を取り出します。
翌日になっても水が上がらない時は、並べ直し、4%食塩水の迎え水、重石の追加を検討します。迎え水の量は断定せず、少量ずつ状態を見ます。

水が十分に上がったら、漬け水を捨てて下漬け大根を取り出します。
本漬け前に、大根の重量をもう一度量ります。

干し大根も下漬け大根も、本漬け前にもう一度重量を量ります。
干し大根は重量の4%、長く持たせたい干し大根は5%、下漬け大根は1%の塩を用意します。

現行商品は「沢庵漬の素 1斗用」75gで、漬け上がり15kgに1袋使用します。干し大根15kgの甘口は食塩600g、米ぬか750g、ザラメ糖1.25kg。中期保存漬けは食塩750g、米ぬか750g、ザラメ糖1.25kgです。
下漬け大根15kgの場合、本漬けの食塩は150gです。

沢庵漬の素、食塩、米ぬか、ザラメ糖を、色と粒が均一になるまでよく混ぜます。
酢100mlを加える方法は旧PDFにありますが、現行商品資料では確認できないため、このページでは基本工程へ含めません。

漬物容器へ漬物用ポリ袋をセットし、容器の底へ調味ぬかをひとつかみ敷きます。
袋の底と側面を容器へ沿わせ、しわを大きく残さないようにします。

下準備した大根を、調味ぬかの上へ隙間なく押し並べます。
葉付き大根を使う場合は、葉を切り落としてから本漬けします。

大根を一段並べるごとに調味ぬかを振りかけ、同じ作業を繰り返します。
大根の間にも調味ぬかが入るよう、均一に広げます。

すべての大根を並べたら、残った調味ぬかを上から均一に振りかけます。
表面を大きく凸凹させず、押し蓋を置きやすい状態へ整えます。

押し蓋をして、しっかり重石を載せます。水が上がった後は重石を軽くし、漬け水が押し蓋の上へ来るよう調整します。
水上がりが悪い場合は、大根を並べ直し、必要に応じて迎え水と重石の追加を行います。

PDFでは、本漬けしてから約1か月を食べ始めの目安としています。
食べ始めの時期は、漬け込み時期、温度、大根の状態などで変わります。現行商品の表示と注意事項を優先してください。

清潔な手や箸で、食べる分だけ取り出します。
取り出した後は、残った大根と調味ぬかを清潔に保ちます。

重石が均等に効くよう、取り出した後の調味ぬかの表面を平らにならします。
押し蓋を戻し、漬け水が押し蓋の上へ来る状態を保ちます。

干し大根の本漬け:大根重量 × 4%。例として大根10kgなら、塩は400gです。
長く持たせたい干し大根の本漬け:大根重量 × 5%。例として大根10kgなら、塩は500gです。
塩で下漬けした大根の本漬け:大根重量 × 1%。例として大根10kgなら、塩は100gです。
塩で下漬けする時:大根重量 × 約4%。長く持たせたい場合は、PDFでは5%の塩でもよいとしています。
下漬け時の重石:大根重量 × 2。例として大根10kgなら、重石は20kgが目安です。
調味ぬかの配合
「本品1ケ」は、現行規格では「沢庵漬の素 1斗用 75gを1袋」と確認できました。

沢庵漬の素 1斗用75g:1袋/食塩:600g/米ぬか:750g/ザラメ糖:1.25kg。PDFの食べる時期の目安は1〜3月です。
沢庵漬の素 1斗用75g:1袋/食塩:750g/米ぬか:750g/ザラメ糖:1.25kg。PDFの食べる時期の目安は4〜6月です。
本漬けの食塩は150gで計算します。沢庵漬の素は、現行規格どおり漬け上がり15kgに75gを1袋使用します。
正式名称は「沢庵漬の素 1斗用」、内容量75gです。本品の使用は漬物用に限り、漬け上がり15kgに1袋使用します。
水が上がらない時

まず、大根が容器の中で隙間なく並んでいるか確認し、必要なら並べ直します。
下漬けで翌日になっても水が上がらない場合は、4%食塩水を迎え水として少量注ぎ、必要に応じて重石を追加します。
本漬けで水上がりが悪い場合は、干し大根には4%食塩水、下漬け大根には1%食塩水を迎え水として少量注ぎます。迎え水の量は現行資料で確認できないため、断定しません。
水が上がった後は重石を軽くします。ただし、漬け水が押し蓋の上へ来るように調整してください。
初めて作る方への注意
たくあん作りは工程が多く見えますが、要点は「量る・隙間なく並べる・水上がりを見る」です。

干す前、下漬け前、下準備後、本漬け前の重量を確認し、塩を目分量にしません。
大根へ重石が均等にかかるよう、容器の形に合わせてきっちり並べます。
下漬け時の目安は大根重量の2倍です。転倒しない安全な置き方にします。
気温が低すぎる時は、干している大根が凍らないよう注意します。
異臭、著しい変色、カビなど異常が見られる場合は食べないでください。
保管方法や使用上の注意は、現行商品のパッケージ表示に従ってください。開封後はなるべく早く使用します。
大根をたくさんもらった時こそ、手作りの好機。

干し大根でも、塩で下漬けした大根でも、本漬け前に重量を量り直すことが大切です。
つけもとの「沢庵漬の素 1斗用」75gは、漬け上がり15kgに1袋使用します。手順をひとつずつ確認しながら、旬の大根でたくあん作りを楽しんでください。