なすやきゅうり、れんこん、ごぼうをきれいに下ごしらえするイメージ

RECIPE / HOWTO

野菜の色止め

野菜の色止め

読むメリット

色よく、歯切れよく仕上げるための使い方が、家庭目線でつかめます。

今回の中心内容

なす、きゅうり、だいこん、れんこん、ごぼうへの使い方を整理しています。

大事な考え方

入れすぎず、材料に合った量を守ることが、きれいな仕上がりへの近道です。

すぐ使える内容

ミョウバン水の考え方、下漬けでの使い方、ごぼうの下ごしらえの目安まで確認できます。

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仕上がりのきれいさを、ひと手間で引き上げたいときに役立ちます

焼アンモニウムミョウバンは、漬け物などの加工に使うと、色がきれいに出やすく、歯切れのよい仕上がりにつながります。
また、煮物などでも、色を整えながら煮くずれしにくくしたい場面で役立ちます。
難しい材料のように見えても、考え方はシンプルです。まずは少量をきちんと溶かし、材料に合わせた比率で使うこと。それだけで、台所仕事の仕上がりがひとつ上がります。
見た目も食感も気持ちよく整うと、作る楽しさまでちゃんと上がってきます。

なすのイラスト
なす
きゅうりのイラスト
きゅうり
れんこんのイラスト
れんこん

FOR PICKLES

漬け物に使うときは、まずミョウバン水の考え方を押さえると迷いません

水に焼アンモニウムミョウバンを溶かしたものが、いわゆるミョウバン水です。
漬け物では、なす、きゅうり、だいこん、れんこんなどに使われ、資料上の目安は材料の目方に対して0.2〜0.3%です。
家庭では、たくさん入れればよくなるわけではありません。効かせすぎるより、必要量を守って丁寧に使うほうが、色も食感も自然に整いやすくなります。

なすのイラスト
下漬け向き
きゅうりのイラスト
歯切れよく

基本の流れ

  1. 使う前に、水へ焼アンモニウムミョウバンを入れてしっかり溶かします。
  2. 材料に対して、使いすぎない比率を意識して準備します。
  3. なす、きゅうり、だいこん、れんこんなど、仕上がりをきれいに見せたい材料に使います。
  4. まずは下漬けの段階で使うと、色と歯切れを整えやすくなります。
  5. 仕上がりを見ながら、次回以降の量を細かく調整すると家庭でも扱いやすくなります。

資料にある目安

  1. 漬け物類では、材料の目方に対して0.2〜0.3%が目安です。
  2. 下漬用のなすまたはきゅうり約10kgでは、塩約1.5kg、焼アンモニウムミョウバン30gの例が示されています。
  3. 本漬用のなすまたはきゅうり約7kgでは、塩350〜560gの例があり、焼アンモニウムミョウバンは使用しない形です。
  4. 保存漬けは、下漬けで使用し、水が上がったあとに漬け直して保存する考え方です。

FOR GOBŌ / SIMMERED DISHES

ごぼうや煮物では、色をきれいに見せたい場面で活躍します

焼アンモニウムミョウバンは、漬け物だけでなく、下ごしらえや煮物にも応用できます。
たとえば、ごぼうは酢を薄めた液に焼ミョウバンを加えた中へ浸すことで、色白く整えた調理材料にしやすくなります。
煮物でも、色をきれいに保ちながら、煮くずれを抑えたいときに考え方は同じです。見た目が整うと、料理全体がぐっと上品に見えます。

ごぼうのイラスト
ごぼう
煮物のイラスト
煮物にも

ごぼうの下ごしらえ

  1. 酢を5〜10倍に薄めた液を1L用意します。
  2. そこへ焼ミョウバンを0.1〜0.3%、目安として1〜3g加えます。
  3. ササガキにしたごぼうを20〜30分ほど浸します。
  4. 色を見ながら引き上げ、次の調理へ進みます。
  5. 白くすっきりした見た目に整えたいときに使いやすい方法です。

家庭で失敗しにくくするコツ

  1. 最初に液をきちんと作ってから材料を入れるとムラが出にくくなります。
  2. 時間を長く引っぱりすぎず、様子を見ながら切り上げるほうが扱いやすくなります。
  3. 煮物で使うときも、見た目を整えたいという目的を意識して、少量から試すのが安全です。
  4. 料理の主役を壊さず、さりげなく仕上がりを引き上げる感覚で使うとちょうどいいです。

USEFUL TIPS

家で使うなら、量を守って目的をはっきりさせるのがいちばん大事です

焼アンモニウムミョウバンは、たくさん入れれば劇的によくなる材料ではありません。色を整えたいのか、歯切れをよくしたいのか、煮くずれを抑えたいのか、まず目的を決めると使い方がぶれにくくなります。
家庭では、資料の比率をそのまま小さく置き換えて考えるのが安全です。少量で試して、仕上がりを見ながら次回につなげる。このやり方がいちばん堅実です。
派手ではないけれど、こういう下ごしらえの差が、食卓ではしっかり効きます。きれいに仕上がると、食べる前からちょっと気分が上がります。

SUMMARY

ひと手間で、漬け物も煮物も見た目と食感がすっきり整います

焼アンモニウムミョウバンは、漬け物では色よく歯切れよく、煮物では色よく煮くずれしにくく仕上げたいときに役立ちます。
基本は、水に溶かして使い、材料に対する比率を守ること。下漬けで使う場面、本漬けでは使わない場面、ごぼうの下ごしらえに生かす場面など、役割を分けて考えると使いやすくなります。
派手な裏ワザではありませんが、仕上がりの差はちゃんと出ます。いつもの台所仕事を、少し気持ちよく整えたい日に使ってみてください。

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資料を見る

焼アンモニウムミョウバンの使用量や考え方を一覧で見返したいときは、資料もあわせて確認できます。

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